原作との違いがスゴい!「風立ちぬ」の都市伝説・裏話

ある時代をはかなくも、健気に生きる若い夫婦を描いた「風立ちぬ」。

堀辰雄による同名原作をモチーフに、優秀な飛行機エンジニアとして名をはせた実名の人物・堀越二郎を主人公に、ジブリが映画化させた作品として有名になりました。

ラストに流れる松任谷由実による主題歌「ひこうき雲」も、ストーリーの物悲しさが嫌というほど伝わって来ますよね。

ジブリ映画ならではの美しいアニメーションだけに、作品の悲壮感はかなり高まっています。

ところで人気映画と言えば…やはり曰く付きの噂や都市伝説がついて回るもの。

そこで今回は「風立ちぬ」に伝わる都市伝説の数々をご紹介します!

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「風立ちぬ」と原作はこんなに違った…

実在の小説や漫画を題材にした映画は多いですが、ジブリ作品もやはり例外ではありませんでした。

「風立ちぬ」は堀辰雄氏の同名小説がモチーフ。ただし完全に原作を元にしたのではなく、飛行機の設計者である堀越二郎氏の人生を取り込んだストーリーになっています。

原作の「風立ちぬ」では、主人公である男性と結核を患う妻が療養所で過ごす様子が書かれています。

2人に残された短い時間を後悔なく生きようとする姿は、映画同様に視聴者たちの心を悲しませるものがありました。

ちなみに映画で登場するヒロイン・菜穂子は、原作では「節子」になっています。

原作の「風立ちぬ」でも若い2人がわずかな時間を共に生きる姿勢が描かれていますが、映画版では主人公の新たな一面が加えられています。

主人公は既に紹介した通り、堀越二郎氏。宮崎駿は堀越氏の家族の了承を得て、映画に彼の人生を反映させることにしたのです。

ちなみに堀越二郎氏の妻の名前は「菜穂子」ではなく、結核を患ったという形跡も見られないようです。

では映画「風立ちぬ」の菜穂子のモデルはどこから来たのかというと、原作者「堀辰雄」の妻・矢野綾子が元になっていました。

彼は矢野綾子と結婚しますが、彼女は結核にかかっていたのです。

その当時の闘病生活と堀辰雄の心境を描いたのが「風立ちぬ」であり、命を落とした矢野綾子をモデルに書いた小説「菜穂子」も後年になって発表されています。

つまりスタジオジブリによる映画「風立ちぬ」とは、堀辰雄氏とその妻の闘病記。

そして心の動きを描いた同名小説を原作とし、そこに飛行機エンジニアである堀越二郎氏の人生が加わったものだったのです。

ちょっとややこしい話ですが、様々な要素が合わさったおかげで「風立ちぬ」独特の魅力が出ていたんですね。映画版を元に原作を読むとかなり混乱しそうです…

 

こんな都市伝説も…漫画版「風立ちぬ」のキャラは動物の顔をしている

堀辰雄とその妻の闘病生活を主題とし、さらに堀越二郎の人生をも取り入れて映画化した「風立ちぬ」。

驚くべき都市伝説ですが、映画の原作になった素材はもう一つあるのだそう…

それは宮崎駿監督によって、2009〜2010年まで連載されていた漫画。なんとこちらのタイトルも「風立ちぬ」!

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漫画の世界でもストーリー自体は映画とほとんど変わりません。

ただし、菜穂子以外は全員豚の顔で登場している(例外として堀辰雄氏は犬の顔)など…意外にもコミカルな一面もあるようです。

もしかすると宮崎駿はこの時点で映画化の着想を練っていたのかもしれません。

 

魔性の女!?菜穂子に寄せられる都市伝説がリアル過ぎる…

「風立ちぬ」のヒロインとなった菜穂子。一途に二郎のことを想い続け、病気で苦しいにも関わらず決してそんな姿を見せない健気な姿にはやはり心惹かれるものがあります。

そんな菜穂子ですが、彼女に寄せられる都市伝説があまりに現実的で、この説は真剣に映画を鑑賞した人にとっては拍子抜けする内容かもしれません。

実は菜穂子は女子力が高く、しかも非常に計算高い一面があるとのこと。

「”風立ちぬ”のヒロイン、菜穂子って可愛い!」とジブリファンにも人気の彼女ですが…あの可愛らしさはすべて計算ずくであると指摘する都市伝説が多いのです。

一体どんな憶測や都市伝説があるのでしょうか?

まずは、二郎に対して一途過ぎるということ。自分の仕事を愛し、かつ優秀な二郎はあまり菜穂子に構ってあげることができないのですが、そんな彼に対して愛を注ぎ続ける彼女。

男性はこういう女性がとても好きですよね。

知性が高いことも「女子力を意識している」と指摘されています。二郎との再会シーンではフランスの一節を交わすのですが、こうした知性の高さと博識さにも男性は惹かれるんだとか…

さらに極めつけは、二郎をめぐって密かに「女性の戦い」があったという都市伝説。

実は二郎を愛した女性は、菜穂子だけではなかったのです。菜穂子の侍女であるお絹もまた二郎に好意を抱いていて、どちらかと言えば二郎は彼女の方に気があったとのこと…

それを知ってか知らずか、菜穂子は二郎との再会シーンにて「あなたにまた会えるように泉に願っていた」と話します。

こんなロマンチックなことを言われて心を動かさない男性は少ないでしょう。ここでも菜穂子の計算高さが見て取れます。

悲壮感漂うストーリーの影響から見過ごしがちですが、察知能力の高い女性いわく「菜穂子って、意外にも強かだなー」と思う一面があるとのこと。

一途で知性が高く、さらにロマンチストな女性はいつの時代でも男性を虜にするんですね。

 

「の」がないのは何故?「風立ちぬ」のタイトルにまつわる都市伝説

ジブリファンであればもうお気づきかもしれませんが、数あるジブリアニメには「とある共通点」があるのです。

それは、作品タイトルに「」が付くこと。「風の谷のナウシカ・となりのトトロ・もののけ姫・天空の城ラピュタ・魔女の宅急便・崖の上のポニョ」など…

宮崎駿が監督として関わった作品のタイトルに全て「の」が付いているのは、ファンの間では有名な話。ところが、ご覧の通り「風立ちぬ」には「の」がありません

そんなことがあってか、世間ではジブリファンのみならずネット民を巻き込んで大騒ぎになりました。でも「風立ちぬ」の「ぬ」を分解すると、かろうじて「の」が見えるとの指摘もあります。

そんな騒ぎを見越しての作品発表だったのか?だとすれば、宮崎監督の計算高さも菜穂子に匹敵しそうな勢いですが…

というわけで、今回はジブリアニメ「風立ちぬ」に関して制作の裏話や意外な視点を突いた都市伝説をお届けしました。

最後はジブリらしい粋な都市伝説をお届けできたと思っています。

どうしてもストーリーの悲しさに目が行きがちな本作ですが、映画を楽しむ中で意外な都市伝説をドンドン発掘してみてはどうでしょうか?

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