【狭山事件】となりのトトロのルーツは殺人事件!?都市伝説が怖い…
日本ならではの自然豊かな背景、愛くるしいキャラクターが大人気の「となりのトトロ」。
もはやその名は国内のみならず、海外にまで広がっています。
そんな「となりのトトロ」ですが、日本で起きたとある事件がモチーフになっていたという都市伝説をご存知でしょうか。
これは「狭山事件」と言って、この事件の様相が映画のストーリー展開において重要な鍵になっていたのです。
一体どういうことなのか?
今回は、となりのトトロとは切り離せない関係にある「狭山事件の都市伝説」についてお話しします。
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そもそも狭山事件って何?
まずは「狭山事件」についてお話ししましょう。
これは1963年、埼玉県の狭山市という場所で起こった悲しい殺人事件のこと。
当時高校1年の16歳だった少女が何者かに誘拐された結果、亡くなったのです。
被害者である少女の家族は当事者である男性から「娘の命を助けたいのならお金を渡すように」と脅され、決して警察に通報しないようにと警告されていました。
男性にお金を渡す役目は少女の姉が務め、犯人には秘密で警察官40名を裏で待機させていたのです。
しかしお金を渡したそのとき、男性は裏に警察官がいることに気付いてしまいます。
男性はすぐさま逃げ出し、警察官もその後を追ったものの捕まえることはできず、その2日後に少女の遺体が発見されるという最悪の結末となりました…
事件に関わった男性は数週間後に捕まりましたが、事件との関連性を否認。
さらにその男性が部落出身であることから冤罪の可能性まで疑われ、当時の日本に残る差別意識と相まって事件の解決はスムーズに行われませんでした。
その結果、狭山事件の黒幕は現在も分からずじまいとのこと。
「となりのトトロ」が事件とリンクし過ぎ…!という都市伝説
そんな狭山事件ですが、先に述べた通り「となりのトトロ」と深い繋がりがあると都市伝説で囁かれているのです。
「となりのトトロ」は埼玉の所沢市にルーツを持ち、狭山市はこの隣にあります。
そうした背景から「となりのトトロ」は狭山事件が発生した「となりの市だよ!」と言った意味があると都市伝説上で盛り上がっているのです。
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確かに、サツキとメイ達が越してきた家で狭山茶の箱が映っているので「やっぱり…」と言われることもしばしば。
また事件の様相と映画のストーリーにおいてもリンクしているとの都市伝説もあります。
狭山事件ではまず妹が亡くなり、その姉も後を追うようにして亡くなります。
映画でもまず妹(メイ)の行方が分からなくなった後、姉(サツキ)も道に迷っていましたね。
この雰囲気がどことなく似ているというのです。
さらには、サツキとメイの名前の由来は両方とも「5月」ですが、狭山事件が発生した月も5月と言うからまさに気味の悪い話です…
よって二人の名前は「事件が起きた5月を元に付けられた」と言われています。
ジブリ側は狭山事件との関連性を否定
そんな怖い都市伝説との関わりを否めない「となりのトトロ」ですが、この騒ぎに対して宮崎駿本人が説を否定する流れになったのです。
色々と疑われる要素があるにしても、映画を観る人に感動を届けたいと願うスタジオジブリだけに「そんな裏ストーリーを込めるはずがない」と思いたいところ。
宮崎駿氏本人が否定したことから、ホッと胸をなで下ろすジブリファンも少なくなかったでしょう。
とは言え、常にメッセージ性の強い作品を世に出しているジブリですから「何か思惑があるに違いない」と疑いたくなるのも事実…
感動的なストーリーを前面に出しつつ「狭山事件のことを忘れるな」と言った裏メッセージが隠されている気がしてなりません。
また、スタジオジブリが事件との繋がりを否定する声明文を出したのも「5月」と言う意味深ぶり…
と言う訳で、今回は信じたくないけどついつい疑ってしまう「となりのトトロ」と狭山事件の関連性についてお届けしました。