【ネタバレ注意】もののけ姫の「その後」…アシタカとサンが結婚!?

スタジオジブリ作品の中でも、国内外から広い人気を持つ「もののけ姫」。

人間と大自然との戦い、特に口の周りに血をべったりと付けたヒロイン「サン」が描かれたポスターは公開当時、多くの衝撃を与えました。

そんな「もののけ姫」ですが、そのメッセージ性や美しい音楽からジブリ作品の中でも大ヒット映画と言えるでしょう。

物語は人間と大自然との戦いをベースに描かれていますが、最終的にはお互いが和解してハッピーエンドとなる流れ…

しかし、ジブリファンが一番気になるのは「サンと主人公の少年・アシタカの関係」ではないでしょうか?

ここで「もののけ姫」のラストから、アシタカとサンのその後についてご紹介します。

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アシタカとサンはその後、恋仲同士になった?

さて、もののけ姫でおなじみのアシタカとサン。彼らの「その後」ですが、ジブリ映画のファンが一番望んでいることは二人が「恋仲」になることでしょう。

エミシ一族の王の座を継ぐ身でありながら悲痛な運命を持ち、それでいて気品と美貌に恵まれた「アシタカ」。

そして人間を憎みつつも健気な親子愛が美しい、もののけ姫こと「サン」。この二人が結ばれたら、どんなに完璧なカップルになるかと期待するファンは少なくありません。

最初はアシタカの命を奪おうとしていたほどのサンでさえ、次第に彼に気を許していき…結局はお互い協力し合ってシシ神を救います。

ラストではあの険しい顔つきが一変し、優しく穏やかな表情を見せていた場面がとても美しかったですよね。

そんな穏やかな打ち解け方から、ぜひアシタカとサンには恋人同士になって欲しいと願うファンが多いのです。

 

アシタカはサンに結婚を申し込んでいた?もののけ姫公式の「その後」

アシタカとサンのその後について、スタジオジブリとしてはファンが喜ぶような見解を示しています。

それは、アシタカがサンに求婚をしてサンが受け入れていたというもの。

その後に行われたプロポーズの様子は、スタジオジブリから発売された絵コンテ集に収められています。

もののけ姫の絵コンテの数々の中に、プロポーズやそれを受け入れる場面が描かれているのです。

となれば、これはジブリファンにとって歓喜と言えるその後でしょう。さらに宮崎駿も「二人はその後、しょっちゅう会ってる」とコメントするなど…

アシタカとサンのその後について、期待が持てそうな雰囲気を残しています。

 

ちょっと待って!アシタカには婚約者がいたけど…

アシタカとサンが恋仲を超えてまさか結婚とは…まさに予想以上の結末ですね。

ただ、二人の「その後」を期待する前に、ちょっと気になる点があるのも確かです。

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このアシタカ、実はすでに許嫁がいましたよね。いずれはエミシ一族を引き継ぎ、王になる運命だったアシタカ。

彼が自分のふるさとを後にする前に「カヤ」という婚約者がいたことは、もののけ姫を観たファンの方であれば知っての通りかと思います。

そしてアシタカだけでなく、エミシ一族からも結婚を認められていたカヤ。

彼女は彼に自分の愛を捧げ続ける覚悟を示すため黒曜石の小刀を送っていることから、カヤのアシタカを想う気持ちはただならぬものではないことも分かります。

しかしアシタカは、もう自分の故郷に戻らないことを決意し、自分の髪を切っています。

そしてカヤから渡された小刀をサンに与えていた辺り、途中から心変わりしていたのかもしれません。

小刀を差し出して純潔を誓ったのに、カヤへの想いを捨ててサンに心を開いていったアシタカ。

二度と故郷に戻る意思すらないことから、やはり最初から彼女と結婚する気はなかったのかもしれません。

確かに彼は「もののけ姫」の中ではヒーロー的な存在ですが、そんなことはつゆ知らず、彼の帰りを待つカヤが非常に不憫であることも否定できません。

現代のように連絡もままならない時代だけに、彼を待ちわびるカヤのことを思うと…実は、アシタカとサンのその後の展開を安易に喜べない状況でもあるのです。

 

恋愛も結婚もなし?アシタカとサン、もう一つの「その後」

ジブリファンからの期待があるものの、実際は手放しでは喜び難いアシタカとサンの「その後」。

一応、宮崎駿の証言や絵コンテではプロポーズの様子が見て取れます。

つまり二人が恋愛関係に発展する兆候はあるのですが…それが映画に反映されているわけではないため、「必ずしもそうではない」といった考え方もあります。

どういうことかと言うと、アシタカはタタラ場で暮らし、サンは元通り森で暮らす生き方を選んだ…という都市伝説があるのです。

そして映画の終盤では、サンが「アシタカには気があるが、人間は受け入れられない」といった心情も明かしています。

その気持ちを聞いたアシタカが「それでも、時々は森に行きたい」と答えたシーンがありますよね。

これは、アシタカとサンがそれぞれ「別の世界」で生きる決意をしたとも受け取れるようで…

現にアシタカ自身が「お互いの世界で生きよう」と口にしています。

なので「もののけ姫」でジブリ側が伝えたかったことは、相手と異なる環境を認め合いながらも「それぞれの世界を大切に生きること」とも言われています。

そんなメッセージ性を持ちながら、アシタカがサンを人間世界に連れ込むのはいささか強引すぎる気がします。

つまりお互いが別々の世界で生きることを決めた…といった「その後」があるのかもしれません。

または、よき理解者でありながらも同じ世界には住まないという、あえてのその後とも言えそうです。

仮に同じ世界に住むとしても、時代背景を考えれば二人にとって壮絶な人生になることは想像に難くないでしょう。

ジブリファンの淡い期待に応えてくれそうな気がしつつも、あまり躊躇なしには喜べないアシタカとサンの「その後」…

ロードショーなどで放送された時はもう一度観て、二人はその後どうなって欲しいのか改めて想像してみるのも一つの楽しみ方かもしれません。

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