《驚愕》クレヨンしんちゃん都市伝説!最終回の舞台は22年後…
アニメや原作が続いているにも関わらず、「クレヨンしんちゃん」の最終回が他にあるという噂が絶えません。
一体どういうことでしょうか?
実はその作品、ファンが作った2次創作であり「最終回は○○になる」といった都市伝説に反映された物語なのです。
「クレヨンしんちゃん」好きな筆者が観てもそれぞれのキャラが持つ魅力や設定を損なわずによく作られている作品だと感じました。
今回は、そんな「クレヨンしんちゃん」の最終回をご紹介します。
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この記事で分かること
大人になった「クレヨンしんちゃん」が都市伝説に…
都市伝説の最終回では、みんなが大人になった状態で登場します。しんちゃんやアクション幼稚園の友達はすでに27歳。ひまわりは22歳。
じゃあ「みさえ」や「ひろし」は?
なんと彼らは、しんちゃんが中学生の時に事故で逝去していたのです。
秋田と熊本の親戚たちが兄弟をそれぞれ別に引き取ろうとしたのですが、しんちゃんはこれを拒否。
その後は春日部の家でじいちゃんたちの支援を受けながら、小学生だったひまわりを育てつつ高校を卒業した彼。
辛い過去を乗り越えて今では幼稚園の仲間たちとも時々会い、ご飯を食べながら近況報告をしあうと言った感じです。
そんな日常のさなか、しんちゃんの勤務先の会社でリストラの告知が張り出されました。しかし他の社員の家庭事情を聞いて、しんちゃんは自ら辞めることを宣言。
彼には決してそんな余裕はなかっただけに、しんちゃんとひまわりの生活はどうなってしまうのでしょうか。
ひまわりには心配をかけたくないと内緒で職を探し始めたしんちゃん。たまたま見つけた工場での募集が目に留まり、これが次の仕事先になりました。
慣れない仕事からか苦労しつつも、ひまわりの作ってくれた味噌汁の香りに目覚め、一緒に朝食を食べる日々が続きます。その味噌汁は少し塩辛く、しかしとても心に沁みる味だったそう。
と言ったように、自己犠牲をいとわない「強い大人」になっていたしんちゃん。
幼少時のお気楽ぶりとは打って変わって苦労人なわけですが、兄弟で支え合いながら暮らしていたのです。
何が起こるの!?「クレヨンしんちゃん」の最終回
かつて、しんちゃんの家に突然転がり込んできて居候をしていた「むさえ」(みさえの妹)。今ではカメラマンになって芸術家として活躍していたのです。
そのむさえおばさんがひょっこり現れ渡してきた封筒には、けっこうな額のお金が…
「これまで姉さんたちに凄く助けられたんだ。親戚からの応援だと思って受け取って。2人の成長した顔が見れて良かったしね!」
受け取れないと断るしんちゃんに「むさえ」はそう告げて、しんちゃんとひまわりの経済的な困難を助けてくれたのです。
そう言えば、むさえは「クレヨンしんちゃん」のアニメ版でしばらく野原家に居候してましたね。その辺もきちんとリンクした最終回になっています。
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しんちゃんとあいちゃんが再会!「クレヨンしんちゃん」の最終回は恋バナ?
ある日、しんちゃんが勤める工場に元請のお偉いさんが視察にやって来ます。そこに現れたのは、汚れた工場とは似つかない美しい黒髪の女性。
視察に来たのはなんと、スーパーお嬢様の「あいちゃん」でした。そんな偶然の再会もあって、2人は休憩時間を使って思い出話しに花を咲かせます。
「子供の頃はアホな事ばかりやってたけど、昔と比べて面白味のない大人になった」
と、やや自虐的な雰囲気のしんちゃん。
それに対し、あいちゃんは次のように言き聞かせます。
「成長すれば、心も体も変わるのは当然」
「若くして立派な心の持ち主人もいれば、歳だけ取って全く成長のない人だっている」
「だけど、しんのすけさんは体だけじゃなく心も成長している。それは立派な成長」
あいちゃんの仏のような口語りに、自然と心が晴れていくしんちゃん。そして彼は、心の中で今までの生き方を振り返ることに…
まず両親が亡くなり、しっかりしなければならないと思ったこと。次に、祖父母の援助を断って妹を養ったので自分が頑張るしかなかったこと。
自分なりに頑張ってはきたものの、ひまわりの他に支えてくれる身内がそばにいなかったこと。
自分はひまわりの兄として、大人として、妹の模範になる兄でいられたのだろうか…
昔とは程遠いくらい成長したしんちゃん。
(回想終了)
それから1週間後、彼女の紹介でしんちゃんは「酢乙女グループ本社」の入社試験を受けることに。
だいぶ急展開ですが、工場よりはよっぽど待遇も良さそうですしね。
しかしめちゃくちゃな質問や難題を押しつけてくる、この入社試験。
「きっと初めから落とす気でいるのだろう」
そう捉えたしんちゃんは、真面目に試験を受けるのを止めようとします。
試験の最後では酢乙女グループの社長令嬢であるあいちゃんも来るのですが、そこで「ある事件」が起こります。
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気分の悪そうなあいちゃんを心配し、最終試験の内容よりもあいちゃんを優先したしんちゃん。
その結果…彼は見事、入社試験に合格。
この試験、実は『あいちゃんの専属ボディーガード選抜試験』だったのです!そんな裏試験であることを知る由もなかったしんちゃんは、思わず脱力…そりゃそうでしょう。
あいちゃんを想いやる心と行動で、彼は大企業の酢乙女グループで働けることに。
しかしそんな経緯を全く聞かされていなかったひまわりは、いつも自分を「子ども扱い」する兄のことが気に入りません。
「お兄ちゃんは何でも1人で抱え込む。自分には何も相談してくれない」
兄弟ゲンカの最後にそう言い放ち、家を飛び出したひまわり。その日の晩は帰宅しませんでした。
そして翌朝。皮肉にも、ひまわりが事故にあって病院に運ばれたという知らせの電話が鳴りました。
「交通事故で両親を失い、今度はひまわりまで失うのか…」
そんな気持ちの中、彼女が一命をとりとめた事を知って安堵するしんちゃん。
ですが、ひまわりは足の怪我がひどく車椅子の生活を余儀なくされます。あの事故にあった晩、ひまわりは風間君と一緒にいたことを告白。
そう、2人は付き合っていたのです。しんちゃんは1人でひまわりを帰した風間君を許すことができず、それ以来2人の関係を素直に祝えないでいたのです。
その後、物語はまさおくん(漫画家のアシスタント)とネネちゃん(保育士)、しんちゃんとあいちゃんの恋バナへと移ります…
そして、ひまわりと風間くん(外資系サラリーマン)の関係についても。
大人になった「クレヨンしんちゃん」の最終回、まるでトレンディドラマのようですね。
ちなみに、しんちゃんはその後どんどんと出世していきます。
都市伝説から生まれた最終回。「クレヨンしんちゃん」の行方
風間くんとひまわりの結婚式。車椅子の生活になったひまわりを支えると誓った彼。
兄の「しんちゃん」からは沢山の愛情をもらい、幸せな結婚ができたことに感謝するひまわり。
「クレヨンしんちゃん」の登場人物が大集合した今回の結婚式で、しんちゃんが思ったこと。
それは「当たり前の毎日が続くようで、実は出会いや別れが沢山ある」「別れは苦痛を伴うものの、逆にかけがえのないものまで得られる」ということ。
感慨深げにひまわりの花嫁姿を見る兄からは、立派に成長を遂げた「クレヨンしんちゃん」の様子がハッキリとうかがえます。
「クレヨンしんちゃん」の登場人物たちが大人になった最終回、いかがでしたか?
あいちゃんとの恋も実るようですが、これもひとつの形としてはアリかと思います。
そんな都市伝説の最終回でした。