ハリーポッター、マルフォイの裏の顔が明らかに!【ネタバレ編】

ハリーポッター作品において、スリザリン寮の代表的存在であるドラコ・マルフォイ

常にハリーたちと敵対関係にあったマルフォイの行く末を、ネタバレ情報を交えながらお伝えしていくつもりだ。

敵か味方かも判然としないマルフォイに関するネタバレ的事実を紐解いていこう。

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ネタバレ注意!ハリーポッターとマルフォイのライバル関係

マルフォイとハリーポッターは、ホグワーツ入学当初からの犬猿の仲だ。

ロンやハーマイオニーを馬鹿にするマルフォイに、ハリーポッターは敵対心を抱いた。

入学当初から既に「名前を言ってはいけないあの人」を打ち破ったとされて有名だったハリーポッター。

自分の仲間になれという提案を断られたマルフォイは、ハリーにコケにされたと感じて憎しみを抱いた。

作中で度々ぶつかり合う両者だが、最終作の『死の秘宝』ではお互いにかばい合うシーンも見られる。

ハリーポッターが捕まって死喰い人のベラトリックスのもとに連れてこられた際、マルフォイは「こいつがハリーポッターだ」とは明言せず、死喰い人にあからさまにハリーを売るようなことはしなかった。

恋人を紹介する時に、「この人はただの友達です」と言うのと同じようなものだろうか?

また、必要の部屋での戦いの際は、炎に包まれた部屋から逃げ遅れる寸前だったマルフォイたちをハリーポッターは助けた。

昨日の敵は今日の友ではないが、直前まで戦っていた相手を助けるというのは少年マンガなどにありそうなシチュエーションである。

お互いに忌み嫌ってはいるものの、ハリーポッターとヴォルデモートのように殺し合うような仲ではないようだ。

そして『死の秘宝』のエピローグ。ネタバレにはなるが、マルフォイがハリーポッターたちに向かって軽く頭を下げて挨拶する場面も見られる。

今まで散々ぶつかり合ってきた両者を知っている立場からすると背中が痒くなるようなシーンかもしれない。

マルフォイの素直になれない部分にはとても人間味があり、その親しみ深さから人気も高いキャラクターなのだ。

 

ただの意気地なし?ダンブルドアを殺せなかったマルフォイ

ハリーポッターの『炎のゴブレッド』でヴォルデモートが復活を遂げた後、ヴォルデモートの衰退中に彼を探すこともせずアズカバンにも収監されずにのうのうと暮らしていたルシウス・マルフォイ

そんな彼をヴォルデモートは冷遇し、さらにルシウスが失敗を重ねたことによりその罰を息子であるドラコ・マルフォイに与えた。

こちらもネタバレになるが…それはダンブルドアを殺せという命だった。

ヴォルデモートの命により死喰い人見習いとなったマルフォイは、初めこそヴォルデモートに信頼されているという高揚感を得た。しかしそれは、次第に「失敗=死」という恐怖に変わっていく。

ダンブルドア殺害というミッションをなかなか遂行できずにいたマルフォイだったが、姿をくらますキャビネット棚の修復を完了し、死喰い人たちをホグワーツ内に招き入れることに成功する。

さらに運の良いことに、丁度そのタイミングで戻ってきたダンブルドアは精魂尽き果てそうなほど弱り切っていた。

ダンブルドアの杖を武装解除し、彼を殺す千載一遇のチャンスを得たマルフォイだったが…彼は人を殺すという重責に耐えることができず、校長を殺す決心がつかなかった。

その後ダンブルドアはスネイプの手によって命を落としている。

スネイプは生徒の手を血で汚さずに済むよう、自分が悪役を買って出たのだ。

かなりのネタバレ話である。

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結局、マルフォイはハリーポッターの敵 or 味方?

マルフォイは死喰い人たちと同じく、幾度となくハリーポッターたちを妨害した。

なので「敵、それとも味方か?」という意見は分かれるところかもしれないが…

少なくともハリーポッターシリーズ後半のマルフォイは、自分の意思というよりヴォルデモートの脅迫を受けて行動していたとも言える。

そして必要の部屋での激闘の後は、どっち付かずのポジションを貫いて戦いに参加することもなかった。

マルフォイの両親に至っては戦いどころではなく、息子であるドラコの身を案じてホグワーツ中を探し回っていた始末だ。

なんとも愉快な一家である。

ネタバレしてしまうと、敵・味方というよりも最終的に「無害な役どころ」に落ち着いたという見方が無難だ。

 

実は「優しい心」の持ち主だった…マルフォイのネタバレ話

他のスリザリン生たちと同様、冷淡なイメージのあるマルフォイ。

しかし、実は仲間想いで情に熱い一面も兼ね備えているのだ。

父親と同じく保守的で自分の身の安全を常に考えるマルフォイだが、必要の部屋が炎に包まれて命の危機に瀕した際、自らの保身よりも仲間であるクラッブとゴイルを優先して助けようと動いた場面がある。

非情な死喰い人たちとは一線を画す一面を覗かせたシーンだろう。

ホグワーツにも愛着を持っているようで、死喰い人の侵攻に遭うホグワーツを目にして心穏やかではいられなかったようだ。

またマルフォイの両親は、一人息子である彼を溺愛して育ててきた。

両親の愛情をたっぷりと受けたマルフォイだけに、非情になり切れない人物に育ったとも推測できる。

ハリーポッターシリーズにおいて、観るものにここまで憎さと情の両方を感じさせるキャラクターはスネイプと彼くらいではないだろうか。

ちなみにマルフォイ家は一度ヴォルデモート側に属したものの、戦いが終結する数時間前に死喰い人であることを放棄していた

そんなネタバレをここでするが、これによってアズカバンへの収監を免れているのだ。

戦い後の大広間での集まりでは、親子三人固まって「自分たちがこの場に居ていいのか」とオドオドしていた。

と、こんな可愛らしいひと幕も垣間見られる。

その後、マルフォイは同じスリザリン寮の生徒だったアステリア・グリーングラスと結婚。一人息子のスコーピウス・ヒュペリオンをもうけている。

この頃にはハリーポッターたち仲良し三人組との因縁も少し薄らいでいたようだ。

以上、ハリーポッターのライバル的ポジションながら、やや腰が引けてた感もあるマルフォイの素顔をネタバレも含めつつお伝えして来た。

常に勇敢だった主人公のハリーポッターに比べて最後まで等身大の自分を貫いた辺り、ある意味ハリーポッター以上に親近感の湧くキャラクターかもしれない。

巷ではマルフォイハーマイオニーの関係を密かに応援していたという声も少なからずあり、彼はハリポタファンの間でも多様な妄想が繰り広げられるキャラということで記事を終えたい。

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