【その後】浮気で結婚は白紙!?「耳をすませば」の裏エンディング
「カントリーロード」の歌でお馴染みの「耳をすませば」。
私たちが誰しも経験するであろう、ちょっぴり切なくて懐かしい青春時代を思い出させてくれるアニメですよね。
しかし「耳をすませば」にはファンの心を揺るがせて止まない疑問点があるのです。
それは、ヒロインである月島雫と天沢聖司の「その後」。
映画ではヴァイオリン職人になるためにイタリア留学を決めた聖司が雫に結婚を申し込んでエンディングを迎えるものの…
無事に2人が結婚できたのか明らかにされていないため、その点についてはヤキモキしてしまう映画ファンも少なくないはず。
そこで今回は、雫と聖司は本当に結婚できたのか?彼らの「その後」について見ていきます。
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この記事で分かること
「耳をすませば」の雫と聖司
雫と聖司が「その後」本当に結婚できたのか考察を始める前に、2人がどのようにして出会い親交を深めるようになったのか振り返ってみました!
読書が趣味の月島雫、そして容姿端麗で優等生の天沢聖司。彼らは同じ図書館で読書に励む中学3年生。
図書館で読書をする以外はほとんど接点のない両者でしたが、ひょんなことから出会い関係を深めていきます。
雫が遊び半分で作曲した「コンクリートロード」をからかう聖司に対し、それに反発する彼女。いかにも思春期特有の男女の結ばれ方ですよね。
そんな聖司は雫が通い始めた骨董品店「地球屋」の孫息子だったことを知り、そこから2人は打ち解けていきます。
時には一緒に音楽を演奏するなど、何だかうらやましいシーンもありましたね。
このまま順調に恋愛関係になっていくのかと思いきや…聖司にはイタリアへ留学してヴァイオリン職人になるという夢がありました。
彼は中学卒業後にイタリアへ留学予定で、それを機に雫とは遠距離恋愛になってしまうのです。一方の雫といえば、小説を書く夢を見つけてそれに勤しむ日々。
ある夜明けに聖司が運転する自転車の後ろに雫が乗り、聖司がプロポーズ。雫はそれを受け入れます。
物語は一旦そこで終わるのですが…「その後」の展開がどうしても気になるもの。彼らは本当に結婚できたのか、気にならないジブリファンはいないかもしれませんね。
「耳をすませば」で気になる2人の結婚
「耳をすませば」の「その後」について、やっぱりジブリファンとしては無事に結婚してもらいたいと思うでしょう。
聖司にとって雫は純粋でひたむきな存在であり、雫にしてもお互い高め合っていけるかけがえのない関係になるはず。
ところで、結婚の約束をした2人は当時「中学3年生」という思春期まっただ中のお年頃。
にも関わらず…単純に考えれば何の問題もなく結婚しそうな雰囲気すら漂わせています。
プロポーズをした聖司も決して生半可な気持ちではないでしょうし、ここは期待が高まるところ。
が、2人の将来を否定するような内容もあるのです…
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その後、結婚せずに浮気していた!?
とは言え「彼らは結婚に至らず破局した」と考える説ももちろんあります。
フィクションとしての「その後」であれば前向きな将来を期待したいですが、現実的に考えるとやはりシビアな点が多いからです。
まず、2人はまだ「中学生」だということ。いくら真剣に結婚を願ったところで年齢的にも幼く、「その後」どんな心変わりをするかは誰にも分かりません。
さらに中学卒業後は、共に別々の場所で生きることになり、シナリオ通り「超・遠距離恋愛」を強いられるからです。
お互いに会うことのできない遠距離恋愛を保つことがどれほど難しいか…筆者にも苦い経験があるのでよく分かります。
聖司はあの通りハンサムな少年で、イタリアは恋多き女性のあふれる国。いつどこで魅力的な恋愛が始まるか予想さえつきません。
雫にしても同級生の男子から想いを寄せられるなど、意外とモテる描写もあっただけに「その後」まったく恋愛をしないとは限りません。
寂しさから他の異性に走ってしまうことも考えられますし、聖司との関係が自然消滅する可能性もないとは言い切れないのです。
遠距離恋愛の厳しさを理解している人であれば、2人が「その後」結婚するとは確信を持って言えないでしょう。
「耳をすませば」の声優が明かした2人の結末…
1995年に初出となった「耳をすませば」。
ヒロイン・雫役は声優の「本名陽子」さんが演じたのですが、彼女が2人の「その後」についてショッキングな予想をしたことが話題になっています。
「中学生は未熟な年齢だから、この先何があるかわからない。2人はすぐに別れるだろう」
と、ジブリファンであれば耳を塞ぎたくなる発言をしていたのだとか…
「すぐに別れる」だなんて、さすがに他人事としても辛すぎますよね。
でも実際に「ヒロイン役」を演じた本名氏がそう言っていたということは…やはりそういう結末なのでしょうか?
原作から2人の「その後」を考えてみた!
ここまで来てはどうにもラチが明かないので、もう「原作」から辿ってみるとしましょうか。
他の記事でも話しましたが「耳をすませば」の原作は、柊あおい氏による少女漫画から来ています。
「じゃあ原作を読めば、2人の”その後”が分かるかも!」なんて思いきや…これが予想外。肝心な「その後」についてはほとんど書かれていませんでした。
「耳をすませば」の映画製作を仕切った近藤喜文監督はすでに他界されていることもあり、2人の「その後」は誰も断言することができないのです。
原作・映画でも設定に多くの違いがあるので、「その後」の結末を予想するのは非常に難しいのだとか…
そんなジブリファンをヤキモキさせて止まない「耳をすませば」の「その後」。
ただし、望みが全くないわけでもありません。
一度破局しても仲直りしてまた結ばれるカップルも少なくないことから、途中で恋愛経験をしたうえで最終的には結ばれる…といった結末も十分に考えられます。
遠距離恋愛中にケンカ別れ…なんてこともあるかもしれませんが「あの2人なら大丈夫!」と思いたいところ。
結婚は本人たちの自由ですが、前向きに2人の「その後」を見守りたいものです。