決して語られない「こち亀」の都市伝説・裏エピソード5選!

秋本治先生が生み出したジャンプにて、40年の長期連載した名作「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(通称こち亀)。

全200巻、全話数にするとなんと1960話。膨大すぎるエピソードが詰め込まれた作品です。

「こち亀」はその情報量の多さと継続してきた時間の長大さから、都市伝説が無数に生まれている作品でもあります。

今回はまことしやかに巷で語られる『こち亀都市伝説』のなかでも珠玉のエピソードをご紹介しましょう。

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こち亀には「ストックが大量にあった」という都市伝説が…

「こち亀」は40年の長期連載を一度も休むことがなかった作品です。まるで会社一筋、定年まで勤め上げたサラリーマンのような話ですよね。

で、そこから信憑性をもって生まれた都市伝説が「ストックが30話以上あった」というもの。確かにそう感じてもおかしくない連載期間ですしね…

都市伝説によっては「最終回はすでに決められていた」と語られることもしばしば。ですが、その真偽は今も分かりません。

しかしジャンプ本誌で、こち亀最終回は掲載されました。読んだ方はもうご存知でしょうが、こち亀のキャラクターがキャラ投票で大暴れするエピソードでした。

実際、どんなタイミングでも掲載ができる作りになっていたと言えます。ただし噂のストックされていた最終回が「あの最終回」だったのかを知るのは、秋本治先生と担当編集のみ。

しかし秋本治自身、特技は「連載を止めないこと」だとインタビューで語っていました。

その際に、旅行や病気療養のために5話分のストックをしていたことも判明!流石に「30話」もの蓄えは都市伝説でしかなかったようです…

ただ、ストックが5話しか用意されていなかったのは本当なのか?何かを隠すための嘘なのかもしれません。

信じるかどうかはアナタ次第。とは言っても、こうした想像の余地があるからこそ都市伝説はいつまでも語り継がれていくのでしょう。

 

「大原部長」は架空の人物だった!?

こち亀で看板キャラの1人と言えば、両津勘吉の上司「大原部長」こと、大原大次郎。両津勘吉や中川たちに対して時に厳しく、時に優しい態度で接する人物。

しかし、実は「大原部長は両津の妄想上のキャラクター。こち亀世界には存在しない」という都市伝説があるのです。

その理由ですが、誕生日がコロコロ変わるからです。大原部長の誕生日は10月15日、6月19日、4月19日など多くの設定が確認されています。

そう、生まれた日にちがバラバラ。よって「存在すらしていないのでは…」と言った都市伝説が生まれたのでしょう。

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現に作者が「部長は誕生日が毎回変わるキャラクター」と公言していますが、都市伝説ほど存在が疑問視されるキャラではないとも語っていました。

そもそも、定番キャラの1人である寺井洋一が急遽「丸井ヤング館」という名前に変えられるようなギャグ漫画。

誕生日ぐらいハチャメチャでも何ら不思議じゃないのかもしれません。

 

こち亀の主人公・両津勘吉が不死の設定になったワケ

両津勘吉を「不死の存在」だとする都市伝説もあります。

理由はなんとなく察しがつくかと思いますが…あのケタ離れの身体能力やタフさを兼ね備えているからです。それ故かと思いがちですが、実はそれだけではありません!

商店街の人々や派出所の同僚など、様々な人間関係で迷惑をかけ続けてきた両津勘吉。それは現世だけにとどまらず…なんと天界や地獄でも大暴れして、あっちの人達からも恐れられていた彼。

その為、たとえ両津勘吉が死んだとしても天界と地獄は事前に受け入れを断っていた程。ちなみにこれ、漫画版の最終回の後に放送されたアニメ特番でも同様のシーンがあるのです。

つまりあの世から「迷惑な存在」として認定されていたからこそ、不死の存在という噂までもが立った両津勘吉。

古典落語の逆さ落ちのような話ですが、これもギャグ漫画のキャラクター故のトンデモ設定だといえるでしょう。

 

両津勘吉の「こち亀皆勤賞」は事実!?

こち亀」においては、何気に両津勘吉以外のキャラが主軸になる話も多いです。

にも関わらず「両津勘吉が出演しなかった回は一度も存在しない」という逸話。こちらも都市伝説になっています。

両津勘吉が風邪を引いて休みをもらう回は存在します。しかし、最後にはメチャクチャなことばかりしていた同僚を怒るために現れるコマも…

つまり主人公の休みをネタにした回ですら、彼は出演していたのです。

他にも「天皇陛下万歳!」と叫ぶシーンなど…のちのち不謹慎だったとして差し替えられたものも多々あります。

そんな経緯からか、「この回には両津がいなかったのでは?」と疑う人までいる模様。

ですが、それとは裏腹にマンガ最終回で両津勘吉は皆勤賞を表彰されています。それを見るに、両津勘吉が皆勤賞だという都市伝説は本当だったようです。

 

業界の闇!?こち亀の画風が「初期と違いすぎる理由」に隠された都市伝説

「こち亀」は初期の画風が劇画チック、そして後期の画風が今風のタッチに変化していたことで知られています。

西森博之の「今日から俺は!」や、藤沢とおるの「湘南純愛組!」のように長い巻数を重ねた作品は初期と終盤でまったく違う絵柄になることが多々あるのです。

それでも面影だけは残るもの。しかし「こち亀」の場合、絵柄にかつての面影が一切ないのです。もっと言うと、完全に消失してしまっている程…

ここから生まれた都市伝説が「すでに秋本治は引退していて、こち亀を描いていたスタッフは別のゴースト漫画家だった」と言うもの。

ちなみに「ナニワ金融道」や「カバチタレ」を生み出した青木雄二が亡くなった後も、その作品の連載は続いています。何故なら意志を継ぐチームが存在していたから。

が、やはり作風は変わってしまい、かつての青木雄二節もカバチタレなどからは消え去ったのです。

こち亀を読み通してみると、初期にあった「こち亀節」も連載中期には失われてしまったように思います。完全に別人が作ったのではないかとさえ疑うファンがいるのも、ある種仕方のないことでしょう。

こち亀が終了したと同時に、秋本治は「京都女学院物語」「BLACK TIGER」「いいゆだね!」「ミスタークリス」と言った作品の新連載を開始。

こち亀チームは実は存在していた上で、そのチームの人間たちが独立して描き始めたのがこれら4作品という噂もあります。

 

他にも「こち亀」の都市伝説は数え切れないほど…

すべての真実は秋本治のみぞ知ること。

「こち亀」は長く続いた作品ですが、それ故に多数の陰謀論や謎の作品解釈が生み出されてきたのです。

こち亀の都市伝説はまだまだ多数ありますが、あなた自身の手で探してみてはいかがでしょうか?

きっと驚きに満ちた都市伝説と出会えるかもしれません!

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