伝説のファミコンだと話題に!クソゲーランキングTOP5
「ファミコン」が発売されていた当時、ゲームを出せば「とりあえず売れる」ような時期がありました。
そうした熱狂の中、各社がこぞって作品作りに声をあげたファミコン市場はあれよあれよと膨張していったのです。
その結果、市場は縮小。あとに残されたのは大量の「クソゲー」。まず始めに、クソゲーといってもいくつか種類があります。
個性が強すぎたためにキワモノ扱いされてクソゲーと呼ばれたり、発想が時代を先取りしすぎていて当時の技術が追い付いていなかったりと…
クソゲーが誕生する要因は実に様々なのです…ちなみにファミコンソフトの総数には諸説ありますが、ディスクシステムを合わせて大体「1252本」前後と言われています。
そのうちの3割がクソゲーだとすると、およそ400本近くがランキング候補になるため、今回は「ベスト5」だけに絞ってご紹介したいと思います。
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この記事で分かること
第5位 難しすぎるクソゲー「トランスフォーマー コンボイの謎」
この作品がランキングしているのは、そのあまりの難易度ゆえにクソゲーと呼ばれているからです。実際にプレイしてみると分かりますが、ゲームバランスが見事に崩壊しています。
ゲーム開始直後に接近する敵機を避けなければ、そこで即死。また初撃を避けたとしても、高さ的に敵キャラに弾が当たらなくて死んだりします。
クリアするには、地図と敵キャラの配置を全て記憶する必要があり、さらに後半は運の要素も絡んでくるという鬼畜ぶり…
ロックマンなども、いわゆる「覚えゲー」ですよね。ファミコンソフトにはよくありがちですが、本作はバランスがイマイチなのでロックマンほど面白くありません。
第4位 「単調な作品」ランキングなら1位!「元祖西遊記スーパーモンキー」
ファミコンの初期作品にして、今で言うオープンワールドやフリーランシステムを採用した意欲作。
また一方で、無駄なアイコンやゲージ類を画面に表示しないというシンプルなユーザーインターフェイスになっています。
とは言え、ランキングさせた理由として「不親切さ」がスゴいです。プレイヤーはゲーム開始と同時に何の前置きもなく、だだっ広い大地に立った状態からスタートします。
オープニングなども存在せず、しょっぱなから当てもなくひたすら荒野をさまようハメになります。
たまに戦闘が発生したりアイテムを発見したりしますが、ただの「ワープゾーン探し」と言っても過言ではないゲームです。
行き先も分からず歩き続けるのは当然苦痛ですが、意外にBGMの方は悪くありません。ただし延々聴くことが確定しているので、次第に睡魔に襲われる可能性は極めて高いですが…
また移動していると、NPCが進行方向を教えてくれたりして情報の大切さを噛み締めることがあります。最大のネックは、その単調さからとても飽きやすいことでしょうね。
第3位 実は名作?幸世に語り継がれるクソゲー「たけしの挑戦状」
これは北野武の意向を汲んで、彼のアイディアを当時可能な限り反映させた結果…クソゲーランキング入りしてしまった作品。
このファミコンは難易度も去ることながら、理不尽さが最も際立っている作品。「奥さんとの離婚や、三味線の資格取得」が攻略に必要なんて、当時からすれば斬新すぎます…
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本作を現代のジャンルに照らし合わせれば、アクションアドベンチャーにカテゴライズされるのかもしれません。
しかしファミコンの小さい容量では、北野武が考えていた世界観は表現しきれなかったとも言われています。
もしも、今の技術で北野武が思い描いていた世界を描いたとしたら…とてつもない名作になっていたのでしょうか。
現に映画監督としての評価が高い分、なおさら思います。ちなみに、彼は人気アクションゲーム「龍が如く6」に本人役でも出演しています。
こんな風に何かとゲームと縁がある北野氏ですが、なんだか因縁めいたものを感じてしまうのは筆者だけですかね?
第2位 ランキング史上、最も弱い主人公!?「スペランカー」
縦スクロールのアクションゲーム。主人公は冒険家となって、迷宮の地下を目指し探検していきます。
ランキング入りさせただけに、各方面でもネタにされている感がありますが…このゲームの主人公はめちゃめちゃ弱いです!
「ファミコン史上・最弱」と言って良いかもしれません。ちょっとした段差で死んでしまいますから…
このファミコンで遊ぶ際には、もの凄く繊細な操作が必要になります。1ドット単位で足場を見極めなければならず、非常に緊張感を強いてきます。
一方で、このゲームはすごく惜しい気もします。なぜなら難易度が高すぎて、尋常でないくらい死んでしまう点を除けば概ね良作だからです。
だってBGMや雰囲気、キャラクターにおいても良い線いってますからね…残念!
バランスさえしっかりしていればと悔やんだファミコンソフト、あえてランキングに入れときました。
第1位 ファミコン時代を感じさせるクソゲー「マインドシーカー」
もはやランキングなどは関係なく、ブッチギリの1位であることを最初にお伝えしておきます。なぜならゲームの定義が分からなくなる作品だからです。
そもそもこれは「ゲーム」と呼べるのか?ファミコン時代のカオスの深さすら象徴しています。
「予知、透視、念力」の3種の訓練を行い、超能力を開発するという作品。販売はナムコット。
本作では超能力を開発するために、姿勢や呼吸法などをゲーム内の「エスパーキヨタ」が丁寧に教えてくれます。
ときどき思い出したようにコマンド総当たりのアドベンチャーが挿入されるのですが、ナムコットだけあってアドベンチャー部分の完成度は高めです。
ただ本当に意味が分かりませんし、面白さのカケラすら感じることが出来なかったのでランキング1位としました。
クソゲーの楽しみ方
いかがでしたか?ランキング形式で筆者の思うクソゲーたちをご紹介してきましたが、これはあくまでもクソゲーの一部に過ぎません。
ゲームの好みは千差万別ですので、今回挙げた作品を愛してやまないファンもいるかもしれません。
また中には、クソゲー愛好家のような人も…
この記事をきっかけに、クソゲーには「クソゲーの楽しみ方がある」と思ってもらえれば幸いです。