実は無関係!?桃太郎と桃にまつわる都市伝説が切ない…

日本人なら知らない人はいないんじゃ…と思うほどメジャーな昔話「桃太郎」。

桃太郎の勇敢なキャラクターやきびだんごへの興味など、日本人の「心のふるさと」と言える昔話ですよね。

ただしこうして多くの人に愛される童話や昔話には、必ずと言っていいほど驚きの都市伝説や裏ストーリーが付きまとうものですが…

やはり桃太郎も例外ではありませんでした。

そこで今回は、桃太郎にまつわる面白い都市伝説をお話ししましょう。

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桃太郎と桃は全く関係なかった?

「桃太郎はどうやって生まれたの?」という問いに対して、誰もが「桃から出てきた」と言いますよね。

仮にそうじゃなければストーリーが成立しないくらい重要な設定ですからね。

しかし都市伝説では、桃太郎と桃には何の繋がりもないと囁かれているのです。

子供向けの童話になるような話にはほとんど原作があります。

その当時や少し後の時代に有名になり、子供にも聞かせられるように改良された結果、童話や昔話になるのですが…

原作を読み返すと、正直子供には伝えづらい内容も少なくありません。

桃太郎に関しても同じことで、桃を食べた老夫婦が若返り、関係を持ったことで彼を授かったという都市伝説があります。

当時桃はとても貴重な果物で不老長寿の効力が信じられていたことから、こうしたいきさつが有力視されたのです。

ただし大人としては、このような経緯を子どもに話すには多少抵抗がありますよね。

そんな空気感から、桃太郎は「桃から出てきた」という設定に変わったと言われています。

 

猿、犬、キジに隠された都市伝説が悲しすぎると話題に

桃太郎と言えば、鬼を倒すべく道中で出会った猿と犬とキジを仲間にしますよね。

そんな彼の仲間たちの裏設定が悲しすぎると都市伝説になっているのです。

仲間たちを漢字で変換すると、猿は「去る」、犬は「居ぬ」。

そして、キジは「帰じ」と…まるで存在自体を否定されたかのような意味になるのです。

実は彼らは、生まれてくることの出来なかった子供たちを暗に示しているとのこと。

昔は裕福でない家庭に生まれた子供は、川に流してしまうという風習があったのです。

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桃太郎や仲間たちもそんな宿命を背負った子供であり、都市伝説によれば弔いのために桃太郎の話が作られたとも言われています。

子供目線だとほのぼのと聞いていられますが、この都市伝説を知ってしまうと何だか心穏やかではいられませんね。

 

あの福沢諭吉も批判していた!桃太郎、悪人説とは?

日本では子供向けの童話になるほど有名な「桃太郎」。

当然、彼は日本人にとって永遠のヒーローであるかと思いきや、実は彼を「悪人扱い」する声も…

ちなみに2013年。某新聞会社が開催したコンテストでは、子鬼が涙ぐむ絵と「ボクの父は、桃太郎のせいで亡くなりました。」という謎のフレーズの作品が最優秀賞を受賞。

多くの日本人にとって桃太郎は正義の味方的な存在ですが、実は逆の立場から見ると「大切な家族を奪った存在」でもある。

そんなメッセージ性の強いインパクトを残したのです。

こうして考えてみると、桃太郎は完全な善人であるとは言い難いのかもしれません。

都市伝説によると、鬼ヶ島に住む鬼たちは確かに恐怖をあおる存在であったものの、そこでの生活は特に問題なく平和なものだったそう。

それどころか鬼たちは、為政者として非常に優秀だったという都市伝説さえあるのです。

そんな中、いきなり桃太郎たちに侵略されて大事な宝物を奪われるなんて…逆の立場からすれば被害者とも言えますよね。

このストーリー展開には、なんとあの福沢諭吉さえも批判していました。

福沢諭吉いわく「桃太郎が鬼ヶ島に出向いた目的は、宝物を手に入れるため。」

その宝物は本来、鬼のものだった。仮に鬼が悪さをして世の中に害をもたらしていたのなら、鬼退治をした桃太郎の行いは良いことだったと言えるでしょう。

ですが、宝物を持ち帰って老夫婦にあげたのは欲のために過ぎない」…とかなりマジレスしされていた様子。

そもそも鬼ヶ島から持ち帰った宝物は老夫婦にあげた、もしくは持ち主に返したのかも定かじゃないのです。

もしも自分のものにしてしまったとなれば、到底褒められた話ではないですよね。

世代を超えて愛される昔話だからこそ、こうした都市伝説が見つかるとショックに思います。

何はともあれ、子供に話す際は少し色をつけて話してあげることが大人としての気遣いなのかもしれません。

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